大切な羽毛ふとんには定期的なメンテナンスを! 羽毛ふとんのクリーニングのメリットを解説します!
この冬活躍してくれた羽毛ふとんもそろそろ主役交代の時期です。
押し入れにしまう前に、半年間お使いになったことで付いた汚れをクリーニングでキレイさっぱり落としましょう。
当然その方が清潔、衛生的であることは言うまでもありませんが、羽毛ふとんの機能面や耐久性などを考慮しても、クリーニングをオススメする理由があるんです。
という訳で、今回はあまり知られていない羽毛ふとんをクリーニングすることのメリットについて解説してまいります。
羽毛ふとんをクリーニングする必要性は?
クリーニングの効果
・汗や皮脂などの汚れを落とす
羽毛ふとんにはカバーをかけている方がほとんどかと思います。
しかし、カバーをかけていても汗などで羽毛ふとんは汚れてしまいます。
これから触れてまいりますが、羽毛ふとんにとって「汚れは万病の元」です。
可能な限りキレイで清潔な状態を保つためにも定期的なクリーニングは必須です。
・生地の表面に付着したダニのフンや死骸などのアレルゲンを取り除く
質の良い羽毛ふとんであれば生地の目が細かいので、ダニやノミなどの虫が羽毛ふとんの中にまで入り込むことはほとんどありません。
ただし、付着した汗や皮脂などをエサとしてダニが増え、その死骸やフンなどで表面が汚れてしまいます。
それらはアレルギー物質として安眠や健康を害します。
お買い上げから何年もクリーニングをしていないという方は一度クリーニングすることをオススメします。
・嫌な臭いも原因から除去
汗や尿、ペットの臭いなどご使用中に気になる臭いもクリーニングによって取り除くことができます。
臭いは干すだけ、あるいは市販の布団掃除機だけでは除去することはできません。
気持ちよく眠りたいのならクリーニングによって嫌な臭いの元から取り除くことが大切です。
・湿気を含んで湿ったふとんをふっくらさせる
羽毛ふとんは汗や湿気を含むと購入当初のふっくらした感じが失われていきます。
湿ってヘタった状態では保温性が下がり、羽毛ふとん本来の機能を十分に発揮できなくなってしまいます。
それに、湿ったふとんはヒンヤリとして気持ちよくありませんよね。
さすがに新品同様とはまいりませんが、洗ってしっかり乾燥させることでクリーニングする前よりはふっくらした状態に戻せます。
ボリュームが出れば保温力も上がりますので、次にお使いになるときに備えてクリーニングしておくことをオススメします。
・羽毛ふとんを長持ちさせる
羽毛ふとんが汚れたままで使い続けると、生地が劣化してしまいます。
その結果、生地が破れたり穴が開いたりする可能性が高くなってしまうのです。
定期的なクリーニングで汚れを取り除いて大切な羽毛ふとんを長持ちさせましょう!
クリーニングの頻度
「毎年クリーニングする必要がありますか?」とよく尋ねられます。
クリーニングは汚れやニオイなどを除去してくれますが、過度に繰り返すと生地を傷めてしまうこともあります。
また、中身の羽毛は多少の油分を含んでいます。
クリーニングのやり過ぎでこの油分が失われてしまうと、劣化のスピードが格段に上がってしまうのです。
つまり、逆に耐久性が下がってしまうこともあるので、やりすぎは厳禁です。
羽毛ふとんの持ちを考慮すれば3~4年に一度くらいの目安でクリーニングに出すのがいいでしょう。
クリーニングから戻ってきたら
クリーニングが終わった羽毛ふとんは、ビニールに入れられてお手元に戻ってきます。
この状態のまま保管するのではなく、ビニールから取り出して一度陰干しをお願い致します。
しまう際には、羽毛ふとん収納バッグなど通気性の良い袋に入れ、上から何かを乗せないようにして保管して下さい。
ご注意頂きたいのは、スペースがないからといって圧縮して保管することは絶対に避けて頂きたいということです。
羽毛ふとんの命ともいえるボリューム感が損なわれてしまいます。
クリーニングに出さない年はどうするの?
快晴で湿度が低い日に、風通しの良い場所で陰干しをして湿気を飛ばして下さい。
基本的には生地を傷めないように陰干しを推奨しますが、天日干しをしたいのならカバーをかけたまま1時間程度両面を日に当てればOKです。
干し終わったらカバーを外して保管して下さい。
また、当店でお買い上げ頂いた羽毛ふとんでしたら、除菌消臭のサービスがございますのでご利用下さい。
専門業者に依頼するのが一番安全!
最近はウォッシャブル(洗濯可)と表示された羽毛ふとんも見かけますが、ご自宅にしろコインランドリーにしろご自分で洗濯する場合には細心の注意が必要です。
洗濯に失敗してしまった、というお話も少なくありません。
確かにご自分で洗濯すれば安上りですが、手間と大きなリスクが伴います。
それほど汚れ落ちが良くないですし、頑固な汚れはほとんど落ちません。
生地や中身の羽毛が傷む可能性も高く、ダニの除去率はあまり高くないなどデメリットの方が大きいかと思います。
料金はかかりますが、大切な羽毛ふとんをクリーニングする際には専門の業者に任せるのが一番安心安全です。
まとめ
羽毛ふとんのクリーニングには以上のようにメリットがいくつもあります。
寝具に付いた汚れは快適な睡眠の邪魔をします。
ただでさえ人生の3分の1は寝具の中で過ごすのですから、清潔で衛生的な寝具に包まれて安心して眠りたいものです。
特に羽毛ふとんのクリーニングをされたことのない方は、この機会にご検討されてはいかがでしょうか?
皆様からの眠りのご相談を受け付けております!!
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